農政

おはようございます。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


今日は火曜日ですが振替休日ですのでご案内の通り営業致します。ゴールデンウィーク最終日、ゴールデン蔵出し市も最終日。この後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


タイトル画像は先日までのテマヒマのランチ、お味噌汁を選べるおばんざいセットですが、豆腐ハンバーグには豆腐、お味噌汁やヴィーガンチーズ、木の芽味噌にはお味噌、豆乳ヨーグルト、同じくヴィーガンチーズには豆乳、納豆ドレッシングには醤油を使っていて、ご存知の通り、豆腐、豆乳、味噌、醤油はいずれも大豆を加工して作られた食品。テマヒマでは出来るだけ国産食材を使うことを基準としていますが、大豆についても国産大豆を使った食材を選んでいます。


アメリカ・トランプ政権との関税交渉が始まっていますが、先日ニュースの中で自民党の森山幹事長(農政族の首領だそうです)が発言しているのを聞いて耳を疑いました。その発言は「大豆は既に輸入に頼っているのだからさらに輸入を増やしても問題ない」という主旨でした。


アメリカの貿易赤字を減らすための、トランプがよく言うところのディールのカードとして、大豆の輸入拡大を持ち出すということ。現在、大豆の国産比率は10%を切っていて、アメリカからの輸入がさらに増えればさらに低下、大豆農家さんが打撃を受けるのは間違いないです。


「国益」ということを政治家は言います。今回の日米交渉もお互いが国益を主張し、守ろうとし、妥協点を見出そうとするものかと思いますが、先の発言を聞けば、彼らの国益や農政というのは、票になるかどうか、自分達が当選するかどうかでしかないのだということが明らかです。大豆の自給率をいかに上げられるかを考えるのがホンマやないんかいな!?と突っ込みもいれたくなります。


お米についても、備蓄米が放出されていても、価格は高止まりしていると言います。値段が上がってお米農家の方が潤うならまだしもそうなっているようには思いません。減反政策にはじまり、農政の失政は明らかに思いますが、その上今回の関税交渉によりアメリカからの輸入が増える、自給率が下がる、お米農家さんが減る、といったことが起こったらどうなるでしょうか?お米の値段が上がったことで主食であるはずの米離れが起きてるということも聞きます。お米を作る農家さんが減って田んぼのある風景が無くなっていったとしたら・・・悪循環というか、悪いイメージしかわきません・・・


トランプの関税政策について何ら賛同出来ることはありませんが、逆にそれを契機に、食料安全保障というのでしょうか?自給率をどう上げるかとか、地産地消とかに目が向くという何かプラスの変化があったらいいなと個人的に思います。


昨日は沢山のお客様にお越し頂きありがとうございました。忙しい時間と暇な(というか無人の)時間の落差が大きかったですが、混みあった時間帯にはちゃんとお話が出来ず仕舞だったお客様もいて失礼しました。


それでは蔵出し市最終日。生憎の雨天ですが好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を!






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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェはじめました。