離脱
こんにちは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
毎朝、朝ドラ「あんぱん」を観ています。最近だと「虎に翼」、「ブギウギ」、「らんまん」とかも名作だったと思いますが、今回の「あんぱん」もそう思います。少し前にAIとかロボットについて書かれた文章を読んでた時に、ロボットの形状が人間に近づいていけば親近感より嫌悪感を持つ場合が多く、そうでないものほど感情移入しやすいみたいな論考があって興味深いなと思いましたが、朝ドラも現代が舞台なものより、過去が舞台な方が寧ろ共感があったり、感情移入出来たりするような気がします。勿論過去が舞台と言っても現代的な眼差し、現代につながるテーマがある訳ですが。
「神対応」「神曲」「神回」みたいな表現は、神様を軽んじてる、安売りしてるみたいで、僕自身は使いませんが、その言い方で言えば最近の「あんぱん」では「神回」が続いている気がします。最愛の人の戦死を受けて悲嘆にくれる姿、出征時に実母が子に叫ぶシーン、戦地に行く前の兄弟の会話、どれも役者さん達の迫真の演技で涙してしまいました。死に直面したり、死を近くに感じる時、どうしてもこみあげてくるものが止められません。
そんなんだから?「あんぱん」関連の記事や情報をやたらとグーグルさんが僕におススメしてきます。そんな中で、軍国主義に洗脳されていく主人公に共感出来ない、戦争描写が長すぎるから、離脱する人続出、みたいな記事がありました。SNSの声を拾い集めて構成してるだけの、究極の炬燵(こたつ)記事といってよいと思います。番組を見る見ないを決めるのは視聴者それぞれなので別に見たくないものを無理して見る必要はありません。ただおそらくそういった戦争体験があってこそ、アンパンマンが生まれたのだと脚本家は伝えたくて、丁寧にこの時代のことを描いているのかと推察します。見たいものだけを見るというのは、エコチェンバーとかフィルターバブルとかの中で心地よくなるSNS時代ならではの感覚もあるかもしれませんね。そしてSNSで意見表明したって全然構いませんが、それは主観であり、一意見であって、それで脚本家だったり番組がそれで揺らがないことを願います。飲食店へのお客様のレビューもそうですけど。
営業中にこんなブログが書けちゃうぐらいのんびりとして店内でしたが、ランチタイムを中心にお越し頂きました皆様ありがとうございました。明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席の為少し遅くお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約も承っております。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れ様でした!好い夜をお過ごし下さい。
0コメント