器屋

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


Drink Tickets(ドリンクチケット)の販売開始から約3か月弱となりました。この間、24名の方がご購入頂き、15名の方がOmoiyari Ticketを贈って下さって、9名の方が受け取って下さいました。ありがとうございました!


改めて、ドリンクチケットについてご説明させて頂くと、


Drink Tickets(ドリンクチケット) ¥2200(税込)

(ドリンク4杯相当のお値段で5杯分ご利用頂けるチケットです)

・ご購入頂いた日からご利用頂けます

・有効期限はありません

・ご利用は「原則」カフェタイム(14:00~16:30)です

・1日のご利用は1枚に限らせて頂きます

・箕面ビールは対象外です

・5枚綴りの一番下はOmoiyari Ticket(思いやりチケット)です


■Omoiyari Ticket(思いやりチケット)とは

テマヒマからプレゼントの1杯分は、まだ見ぬ誰かにプレゼントすることが出来ます

テマヒマから皆さんへ、皆さんから誰かに思いやりを繋いでいきませんか?

もちろん自分へのプレゼントにすることも出来ます

自分を思いやることも大事なことですね


■Omoiyari Note(思いやりノート)とは

Omoiyari Ticketを贈る人、受け取る人がやりとりする交流の「場」

言わば交換日記のようなものです。

Omoiyari Ticketを贈る人、受け取る人以外の方も

もちろんご覧頂いても構いません。是非ご覧下さい。


■Omoiyari Tciketを贈る方は

 プレゼントしたい方へのメッセージを添えて

 Omoiyari TicketをOmoiyari Noteに貼って下さい

 (例)子育て中のママさんへ、新しいことを始めた人へ、お味噌が好きな人へ・・・

 ※自分にプレゼントする場合はOmoiyari Noteに貼らずそのままご利用下さい


■Omoiyari Ticketを受け取る方は

 Omoiyari Noteで自分宛だと感じるOmoiyari Ticketを見つけたら、必ず贈って下さった方へのお返事をOmoiyari Noteに書いて剥がしてご利用下さい(レジにお持ち下さい)


まだ始まったばかりで、Drink Ticketsの認知度は低く、こちらからお客様にお声がけすることが多かったり、ご購入下さる方は常連の方が多かったりしますが、自然とDrink Ticketをお買い上げになるようになったり、どなたがOmoiyari Ticketをプレゼントして下さったかも分からなくなった時に、浸透したと言ってよいかもしれません。


やってみて意外だったことを書いておくと、


•ドリンクチケットをお買い求め頂いた方で、Omoiyari Ticketをすぐに使ったり贈ったりせず、次回来た時にOmoiyari Noteを書きますという方が多かったこと

・Omoiyari Ticketだけで無く通常のDrink Ticketもプレゼントしたいという方がいらっしゃったこと(実際にされました)

・Omoiyari Ticketを贈った方受け取った方以外にも、Omoiyari Noteをご覧になって幸せな気持ちになられる方がいらっしゃったこと

•仕組みの説明をすると、「ペイフォワード」「恩送り」「利他」という言葉を出される方が結構いらっしゃったこと

•ご自身の勤める会社や、営む宿やカフェで、参考にして似たような仕組みを導入したいという方がいらっしゃったこと

・Omoiyari Ticketを贈って下さった方で、誰かが受け取ってお返事がOmoiyari Noteに書かれるのを楽しみにしてらっしゃる方が多いこと

・Omoiyari Ticketを贈って下さる方が、受け取って欲しいという思いが強めの送り先を書かれる方が出てきたこと(そして必ずしもその方が受け取る方が多い訳ではないこと)

・見ず知らず同士の一対一のやりとりをイメージしていたら、二対二というパターンも出てきたこと


あたりでしょうか?

あと、贈るより、受け取る方が難しいのでは?という想像をしていて、そういう声も実際ありましたが、初めてお越しになった方が受け取って下さるというのもよくある場面でした。


こんなことが起こるかも?あんなことが起こったらどうしよう?とかって考えるといつまでも始まらないもの。まずは始めてから考えようという感じでしたが、上記の「意外にも」ということも、このDrink Ticket/Omoiyari Ticketの企画を揺るがすほどのことではありません。


一時期、「利他」について書かれた本を読み漁っていました(漁ってたは言い過ぎか)。そしてこのDrink Ticketが始まってから読み返しています。読み落としていたのか、解像度が上がったのか、気付きがあります。


伊藤亜紗さんの”うつわ的「利他」”という文章があって、核心部分を少し抜粋引用すると


”利他とは「うつわ」のようなものではないか、ということです。相手のために何かをしているときであっても、自分で立てた計画に固執せず、常に相手が入り込めるような余白を持っていること。それは同時に、自分が変わる可能性としての余白でもあるでしょう。この何もない余白が利他であるとするならば、それはまさにさまざまな料理や品物をうけとめ、その可能性を引き出すうつわのようです”


少し前に藤本智士さんの「日々是編集」(テマヒマで現在絶賛販売中!)のご紹介をテマヒマブログ(タイトル:校正)で書きました。我執というか、どこか民藝的でないモノ言いをしがちであることに気づかされたテキストだったのですが、そのタイトルは「編集者というただの器」。東工大の中島岳士さんが様々な著書でよくご紹介されてるヒンディー語の「与格」という文法を紹介しながら、「うつわ」としての「わたし」ということを仰っていました。


モノサシとしての「民藝」と「発酵」。そして哲学カフェやこのOmoiyari Ticketを始めたことにより、今、色々なことが自分の中で繋がりつつあります。まだうまく言語化出来てないのですが。。。。


テマヒマという場がそんな「うつわ」になれないか。「うつわ」としての「テマヒマ」。

「うつわ」はもちろんメタファーですが、実際テマヒマは器を販売する器屋なのですから笑。


プレゼントにとお茶碗と煤竹箸をお買い上げ頂いた方がショップ最後のお客様でテマヒマ本日の営業終了しました。お近くから遠くは鹿児島の方まで、今日も暑い中お越し頂きました皆様ありがとうございました。ランチで満席のためお断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。ランチタイム後半はのんびりゆったりしていたのですが・・・


明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお1組のみで週末にも関わらずお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。








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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェはじめました。