感性
こんにちは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
火曜日水曜日は定休日!
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
先日の日曜日は、第四回目の月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)を開催しました。今回も定員満席のご参加を頂き有難いことです。内訳は初参加の方5名、2度目以上の方7名、女性9名、男性3名(運営メンバー含む)。回ごとに参加者も違って、雰囲気も違ってきます。今回特にそれを感じていたのですが、参加者アンケートから皆さんも似たような感覚だったようです。場を支配することなく、場に任せながら、場の雰囲気を作るというのは、哲学対話もカフェ営業も共通するところがあります。
皆さん持ち寄った「問い」の中から、来週に参議院議員選挙があることから「代表するってどういうこと?」「そもそも政治って何?」などもありつつ(皆さん来週は選挙に行きましょう❗️❗️)、投票で選ばれたのは
「センスとは何か?」
Sense(センス)とかって英語で格好つけずに、みたいな発言が参加者から出ましたが、逆に別の参加者から、古語の「おかし」のように、日本語/現代語の一言に収まらない感じからこその「センス」では?という発言も出ました。ブログタイトル漢字二文字縛りルールで、どうしようかと迷いましたが、取り敢えず「感性」としてみます。
以下、終了直後にSNSに書いた、その日のサマリー的な内容ですが、
(毎回書いていますが、合意形成、正解探しが目的では無いので、あまりまとめるようなものでもないです)
センス(sense)という言葉を日本語訳はおそらく一言におさまらず幅広く、様々な意味に使われていて、センスがある、センスが無いという言い回し、センスが良い、センスが悪いという言い回しもあり、(その)センスが好き、嫌い、センスが合う、合わないということもあり、自分の中からか外からか、自分軸か他人軸かみたいなこともありそう。
センスという一言では無く、○○のセンスみたいに具体的に絞ってる時の方が本当のセンスの話をしてるのでは?とか
誰かにセンスが良いと言ってる時には、そのセンスに気がついてる自分のセンスをアピールしている面もあるかも?とか
会が終わった後も、ぐるぐる頭の中で考え続けるのも、また哲学対話ならではだと思うのですが、以下この会の中で話したり、その後考えたりした僕なりの「センス」論。
「センス」というものは遺伝的に自分のうちにあるのではなく、自分が得てきた「情報」「知識」「経験」などが自分の中でMIXされることで生まれ育っていくもの。それが自分なりのフィルターを通して表れてきたもの、じゃないかなと思います。
学生時代に曲や詞を書いてた頃の感覚が原体験かと思います。世の中には「オリジナル」なものを生み出せる人もいるとは思いますがそれはごく少数で、僕(ら)のような凡人は、そうやって「オリジナリティ」を生み出している。無理やり作るのではなく、生まれるもの、育っていくものなのかなぁ。センスも同様かと思います。
「センスがある」「センスが良い」と言われたら素直に嬉しい。それは自分の蓄積やフィルターを通って表れたものに共感してもらったり褒められたりしてると感じがするからでしょうか。
次回は8月10日を予定しています。
年齢も立場も様々な人が集まって対話する滅多にない場。なかなか体験してみないと分からないですが、是非ご参加ご検討下さい。初参加の方も大歓迎です!
テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。
メインディスプレイは、市野茂子さん(丹窓窯)、平岩愛子さん、木村恭子さん、宮野さとみさん、女性の作り手4名による競演です。吹きガラス、スリップウェア、三島手(陶器)などをMIXして展示しています。展示のセンスはどうでしょうか・・・?笑
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も残り半日、好い半日を!
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