認定
こんにちは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
このブログをご覧の方ならご存知の通り、うちの奥さんが店主でみそソムリエです。ただホールスタッフとして僕の方がお味噌の説明をすることが多いことがあって、なんだったらかなり流暢に説明することもあって、僕がみそソムリエだと勘違いしてらっしゃる方が一定数いらっしゃいます。
みそソムリエは、みそソムリエ認定協会(一般社団法人 東京味噌会館)が認定する資格で、日本に根づいた 味噌文化を正しく多くの人々に伝えていく味噌の伝道者であり、日本各地にある味噌に精通し、発酵のメカニズムから地方色まで、味噌を愛するが故に幅広い知識を持った 味噌の理解者であり、味噌造りのノウハウや味噌料理のバリエーションに対して敬意と愛着を持ち、日本において味噌を後世に語り継ぐ、味噌の伝承者です(同協会HPより)。うちの奥さんが、味噌が好き過ぎて、みそソムリエの資格を取ったのが2016年11月。その時点では専業主婦で、まさかお店を始めることになるとは考えてもいませんでしたが、みそソムリエの資格を取得したことがテマヒマを始めるきっかけの一つではあって、テマヒマのお店のあり様に影響しているのは間違いありません。
そんな「みそソムリエ」の資格試験が今年が最終年度ということを聞き、僕も受験することにしました。そう言えば、試験を受けるということ自体、何年振りのことでしょうか?試験日は10月25日。その約1ヵ月前にテキストと何種類かのお味噌が送られてきて、動画教材と合わせて勉強していきます。少し言い訳めいたことを言うと、難波高島屋の催事「つなぐ、つながる、民藝」ともろかぶりで、最後の1週間に追い込んだ感じです。7年間テマヒマをやってきましたのである程度はいけるのですが、勉強してみてあまり詳しくない分野があることも分かりました。
試験当日はオンラインでの受講。知識を試される筆記試験(選択式)30分、味比べする実技試験20分、小論文1問。正解の自信のあるものもありつつ、ちょっと自信の無いものもありました。ちなみに小論文は「味噌の魅力を200文字程度で書きなさい」というものでした。
僕の答え
「味噌は古来から日本人の身近にあり、保存しやすく、健康によく、何よりも美味しいのが最大の魅力です。各地の気候や風土の影響で素材や色、味など地域性・多様性があるのも面白い。一汁一菜が言われるように、味噌汁は日本人の食の基本であり、どんな具材も受け止めてくる包容力があります。味噌スープとして捉えればお米だけでなくパンとも合い、具材によっては洋風にも出来ます。お味噌汁としてだけ使うのは勿体なく、煮たり、焼いたり、和えたり、様々な調理法で味噌(の多用性)を楽しんで欲しいし、そうすることで食卓も豊かになります。またお味噌は比較的簡単に作ることが出来ます。元々お味噌は買うものではなくご家庭で作っていたもの。手前味噌作りをする人、したいと考えている人が増えてきている実感がありますが、手作りすることの楽しさと供に、そこからある種のコミュニティが生まれます。コスパ・タイパという言葉に代表される効率化・画一化、あるいはデジタル化していく社会へのカウンター、アンチテーゼに、お味噌(や発酵食品)から導かれる思考や哲学はなり得ると考えます。」
最後は字数が余って、自論をねじ込んだら字数オーバーとなってしまいました苦笑。
次にテマヒマで新メンバー募集する時は、この小論文を課題にしようかな笑。
採点結果は特に発表されて無くて分からないのですが、取り敢えず合格しました。ホッ。合格発表は既にされていたのですが、認定証が届くまではテマヒマブログでのお知らせを何となく控えていました。
さて、晴れてホールスタッフの僕も「みそソムリエ」の資格を得たわけですが、みそソムリエ夫婦とかWみそソムリエとかといった発信はせず、今後も変わらず味噌ソムリエの店主という表現をしていきます。もちろん、うちの奥さんが変わらず店主で。
間もなくテマヒマ本日の営業終了します。
お近くから遠くは東京の方までお越し頂きました皆様ありがとうございます。
明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。
ランチは明日から新メニュースタートですがご予約で残り9席となっています。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。
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