本物
おはようございます。
民藝と発酵のをモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
先週の今日、沖縄にいたのが信じられないぐらいですが、沖縄旅、いや出張の話を続けます。
2日目、小倉ヒラクさんと行く発酵ツアー豆腐よう編の後ランチして、首里城へ。2019年に火災により正殿をはじめ焼失していましたが今秋には完成予定だそうです。次回の兵庫県民芸協会の読書会の課題図書が「琉球の富」でちょうど読み進めていたところですが、その中で琉球の街並みや瓦を柳宗悦は絶賛しています。今は戦争もあって様変わりしてしまいましたが、高台からそれを感じようとしていました。
同じく首里にある、,スタジオde-jinの若山大地・恵里さんのところにお邪魔して石獅子を選ばせて頂きました。今月末、常秀工房さんのやちむんと共にご紹介予定です。
そして夜は再びヒラクさんとお食事に。当日急遽決まったので、お店選びもヒラクさんにお任せしてしまいましたが、忘れがたい夜となりました。色々なお話をしていましたが、その中でヒラクさんから、発酵デパートメントでは「本物」という言葉は使わないようにしている、という話がありました。その文脈の中でインスタで触れたマツケンサンバやCoCo壱の喩えが出てきたのですが、敢えて詳細はここでは書きません。
確かに「本物」「本物の」という言葉はよく聞きます。その言葉自体は問題はないのですが、そこに「本物以外」を否定したり、排除したりする強さがどこかあります。テマヒマでは本物って言葉はどうだろう?あまり使わない言葉かな?と隣にいたうちの奥さんと話していましたが、それは意識的というよりは無意識で。ただ、使わないまでも、自分達が正しいと思うことを主張する(し過ぎる)ことできっと似たようなことが起こると思います。「正しさ」は時に刃となってしまいます。
以前、まいまい京都さん主催のイベントで、民藝と発酵をテーマにしたお話をしました。発酵と腐敗は、人間にとって有用かどうかの別でしかなく実は微生物による同じ現象です、という流れで、正義の反対は悪ではなく、また別の正義という言葉もありますね。と述べました。今も世界中で続く戦争も、社会で起こっている分断、身近な争いもきっとそう。
昨日、某発酵系WEBメディアの取材があってそこでもお話しましたが、民藝や発酵から導かれるのは思想や哲学には「寛容さ」があると考えています。そこに「本物の」民藝とか、「本物の」発酵食品とかって言葉を持ち出すのは、民藝的でもなく、発酵的でもないですね。。。。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を。
0コメント