常秀

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


島岡桂縄文象嵌の器特集が昨日で終了し、続いては明後日2/26~3/9まで、壺屋焼 常秀工房のやちむん特集です。


やちむんとは沖縄の言葉で焼き物という意味。やちむんを求めてテマヒマにお越し頂く方もいらっしゃるほど人気です。あと何故か、やむちんと言う人が多いです。民藝や手仕事或いは沖縄を語る中で「やちむん」の果たす役割や影響は大きいと思いますが、一方「モノ」というよりやちむんという「コトバ」が独り歩きしている、言わばブランド化している気もして、ちょっともやもやしたりもします。営業形態もあってコンスタントに沖縄に行くことが出来ないので、残念ながらテマヒマでは常時やちむんを扱ってはおらず、開店当初、そして古民芸たつのさん・沖縄ゆくい商店さんのご協力でやった沖縄フェア以来、かなり久しぶりの入荷となります。


自宅でも愛用している常秀工房さんの器は、沖縄料理だけでなく様々なお料理で大活躍していますが、伝統の上にありながら、色艶や模様に洗練されたデザインを感じます。菊唐草、蝋抜き、赤絵、飛び鉋、掻き落とし、点打ちなど多彩な技法があるのも常秀工房さんの魅力です。


沖縄出張初日、金壺食堂でランチをした後、読谷村へ移動して工房を訪ねました。工房の中だけでなく、8つの工房の共同管理している登り窯・金城次郎窯をご案内して頂きました。工房同士の平等・公平のため窯焚きごとに窯詰めをする部屋が替わるところもありますが、ここでは毎回同じ部屋を使用するとのこと。窯の癖が分かる、安定する利点があります。ちなみに常秀工房さんでは薪窯とガス窯を併用してらっしゃいます。


工房では親方の島袋常秀さんがちょうど菊唐草の絵付けをしていました。色々お話をうかがいましたが、お仕事の手を止めることなく、伸びやかに気持ちよさそうに描いてらっしゃって、ずっと見てられます。そのことをお尋ねしたら、ずっと描いてるから、とのお答えでした。新しいカタチが出来た時は、バランスとかを考えてデザインするとも仰っていました。ちなみに菊唐草はお弟子さんではなく親方が常に描くことになってるそうです。


工房ではお弟子さん、職人さんが並んでお仕事されていましたが、その中には息子さん娘さんも。工房設立50周年の間に多くの陶工を輩出してきたかと思いますが、現在はご家族を中心とした体制でお仕事されてます。窯焚き前のタイミングで、それほど点数が多いわけではなありませんが、バリエーション豊かに選ばせて頂きました。昨日の営業終了後から今日にかけて開梱したり陳列したりしていました。


メインテーブルでは、常秀工房さんに加えて、首里のスタジオde-jinさんの石獅子、沖縄の紅型を学んだ金城千琴さんの紅型コースター(テマヒマ初登場!)をご紹介しています。関連してメイン横では、読谷村北窯で修行して高槻で独立された佐藤さんご夫妻の中ノ畑窯の器、同じく沖縄は奥原硝子製造所で学んで東京都青梅市で再生ガラスを使って吹きガラスをされてる平岩愛子さんの器をご紹介しています。


是非お手に取ってご覧下さい。


■島袋常秀 陶歴

昭和23年 那覇市壺屋生まれ

昭和47年 琉球大学美術工芸科卒、父島袋常恵に師事

昭和50年 常秀工房設立

昭和62年 工房を読谷村座喜味に移転

     金城次郎窯を共同窯として使用

平成2年 沖縄県立芸術大学教授(同14年教授,25年退任)

平成19年 国画会会員

令和7年 沖縄県無形文化財保持者認定(沖縄陶器)


テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日2/26 11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席とお席に余裕がございます。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。


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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェ、コンサルはじめました。