堪忍

新幹線の中から、おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
昨日今日は火曜日水曜日で定休日!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

昨日は、朝イチの平安蚤の市の後、吉田家住
、京都生活工芸館無名舎さんに行ってきました。
現在もご高齢の当主の方が健在でお住まいに
なってて、その店舗棟部分を中心に公開され
ていて、事前予約の上、見学することが出来
ます。

最初に、吉田家のこと、京町家の作りなどに
ついてとても丁寧にご説明頂きます。中にい
ると体感しますが、風が抜けて、エアコンは
ついていませんが外より気温も低く、京都の
気候の中で暮らす知恵に溢れた構造になって
います。現在は夏の設えになっていますが、
吉田兼好(徒然草)の「家の作りやうは、夏をむ
ねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる」
というまさに考え方に基づいていて、6月〜10
月頭ぐらいの約4ヶ月間を中心に考えられてい
ます。ちなみに吉田家は吉田兼好は(おそらく)
関係なく白生地を扱ってらっしゃいました。
季節の設えは、夏と夏以外、プラス祇園祭時
期限定(屏風飾り)という3つの時期があり、
れほどに祇園祭が京の暮らしにとって重要な
ことであることがうかがわれます。五感を大
切にした暮らしとも言えます。

当主のお食事は別の場所、別の内容だったり
、部屋毎の役割が明確に分かれていたり、階段もお客様、住人、女中さんで分かれていた
り、暮らす上でのしきたりは、今の我々の感覚からすると少し窮屈に感じてはしまいます
が、それも体にしみついていれば快適だった
りするのでしょうか。
当主の方が、民藝がお好きで、特に染織品を
蒐集されていて、それが町家空間の中で、暮
らしの中で、見ることが出来るのも嬉しいですね。

玄関入ってすぐ、元々の店舗スペースに、
「堪忍」という文字が掲げられています。

【堪忍】(かんにん)
《名・ス自》
1.こらえてしのぶこと。
2.怒りをしのんでとがめだてしないこと。他人の過失を怒らずがまんすること。
 「ならぬ―するが―」

関西弁で、堪忍やで、とか、堪忍してや、というと辞書的な意味よりもう少し軽いタッチ
の言葉になりますが、ご説明頂いた方が、(暑さや寒さなどから)堪え忍びながらもそれを楽
しむ暮らしと仰っていて、なるほどなと思い
ました。大変な状況に立ち向かうあり方もあ
ろうかと思いますが、それを受け入れながら
あり方を考える姿勢というのもありますね。
以前テマヒマブログで書いた喩えで言えば、
流れ橋的なこともそうでしょうし、古代ギリシャなどにあった中動態(〜する、〜される、
ではなく、〜なる)的な言葉遣いもそうでしょうか。
テマヒマは本日は水曜日で定休日です。
明日11時オープンで皆様のお越しをお待ちし
ております。
それでは今日も好い一日を!



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「暮らし、味わう。」 テマヒマは 民藝と発酵をモノサシに 食を通して暮らしの豊かさを提案する 古民家セレクトショップ&カフェです。 みそソムリエの店主がテマヒマかけて作る 発酵食品を中心としたカフェ、 テマヒマかけて作られた暮らしの器・道具、 食に関する書籍を販売しています。 古民家をリノベした隠れ家的空間で、 ランチ、スイーツ、お買い物を お楽しみ下さい Since 2018.10.01