展開
おはようございます。
本日、テマヒマはお休みを頂きます。
テマヒマ店主(うちの奥さん)は高槻農業祭へ、
僕は堺の灯しびとの集いへ行く予定です。
長年の夢のカフェオープンのために脱サラ、
長年温めてた独立開業という感じでテマヒマ
や我々夫婦について言われることがあり、確
かに物語としては美しいのですが、残念なが
ら実際そうではなく、どういうわけかそこに
辿り着いた感じですので一応否定してます。
ブログの冒頭、あるいは色々なところで、
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
と書いてるようにカフェやショップを通して
”テマヒマ”という”暮らし”を提案したいのだ
と。テマヒマはカフェとショップだけど、“場”
であり“考え方”なのだと。
それに関連してずっと頭に引っかかってるこ
とがあります。テマヒマブログの中でも何度
か登場している哲学者の鞍田崇さんが以前
講演の中で紹介していたライナー・マリア・
リルケの小説『マルテの手記』の一節。
素晴らしいレース編みを見た少年が
「このレースを編んだ人たちはきっと天国へ
行ったよね」とママンに言うと、
「レースを編んだから天国に行くのではなく
て、このレースを編んでいる時こそが天国な
のよ」と答えたというくだり。
作り手と配り手という違いはあるものの、今
の自分に置き換えて考えてしまいます。
テマヒマとして新たに始めたカフェやセレク
トショップというお仕事を楽しんでいたり、
やりがいを感じてたりするものの、そのもの
よりも、その先を見過ぎてるのでは?と。
長年カフェ開業を夢見てました、民藝店や
器屋をずっとやりたかったんです、という
純粋さには適わないのでは?と。
テマヒマブログ 井戸の回でクラシコム(北
欧、暮らしの道具店)の青木さんの発言を紹
介しましたが、それに被せるなら、
何かを見つけるために井戸を掘るのではなく
井戸を掘ってるうちに何かを見つける
ただ同じ所を掘り続ける、掘るのを楽しむこ
とかなと。
テマヒマとしての今後の展開、構想が頭の中
に溢れていてはやる気持ちもありますが、
今は急がず焦らずテマヒマかけていきたいと
思います。まだ井戸は掘り始めたばかりです
から。まだ編み始めたばかりですから。
今日はお休みを頂いていますが明日はいつも
のように11時OPENで皆様のお越しをお待ち
しております。明日よりランチも新しいメニ
ューに変わります。それではよい一日を!
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