背景

おはようございます。


暮らし、味わう。

食を通して豊かなライフスタイルを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


民衆的工藝、略して民藝。民藝という言葉を

作り、民藝運動を主導した柳宗悦は、民藝の

要素として以下の9つを挙げています。


1実用性

鑑賞するためにつくられたものではなく、なんらかの実用性を供えたものである。 

2無銘性

特別な作家ではなく、無名の職人によってつくられたものである。 

3複数性

民衆の要求に応えるために、数多くつくられたものである。 

4廉価性

誰もが買い求められる程に値段が安いものである。 

5労働性

くり返しの激しい労働によって得られる熟練した技術をともなうものである。 

6地方性

それぞれの地域の暮らしに根ざした独自の色や形など、地方色が豊かである。 

7分業性

数を多くつくるため、複数の人間による共同作業が必要である。 

8伝統性

伝統という先人たちの技や知識の積み重ねによって守られている。 

9他力性

個人の力というより、風土や自然の恵み、そして伝統の力など、目に見えない大きな力によって支えられているものである。


当時の民藝運動の背景に、工業化社会への移

行で手仕事のモノの危機があり、現代は、デ

ジタル化というそれを上回る社会変化が起き

ていて、その効率一辺倒な、最短距離で進も

うとする社会、データ化・見える化される社

会にあって、人間らしさを保つ、あるいは、

データ化・見える化され得ない人間の及ばな

い領域への憧れがあって、物差しの一つとし

て「民藝」が何度目かのブーム?見直し?が

されてるのだと思います。今の民藝が、先に

挙げた条件に必ずしも全て合致するわけでは

ありませんが。

「食」を通して、豊かな暮らし、文字通りテ

マヒマかけた暮らしを提案するテマヒマは、

民藝と発酵をテーマとした、セレクトショッ

プでありカフェです。そしてヒト、モノ、コ

ト、を繋ぐ「場」であることを目指していま

す。


その、民藝と発酵の間には、共通項が多いと

考えていて、上記の9項目に発酵を当てはめて

みてもかなり重複するところが多いと思いま

すがいかがでしょうか?

とブログ読者の方に投げかけておきつつ。。

過去には共通項について以下のようなブログ

も書いていました。もう少し共通点は書けそ

うな気がしますね。

テマヒマのカフェでは、店主(うちの奥さ

ん)が味噌ソムリエということもあり発酵の

中でもお味噌を中心に据えていて、お味噌を

選べるお味噌汁の定食によりお味噌の地域

性・多様性を伝え、お味噌を使ったランチや

スイーツのメニューにより、お味噌の活用

度・汎用性を伝えています。

そのような背景のもと、今回のうめはんでの

催事「民藝と暮らす」では民藝店としてでは

なく、飲食店として出店させて頂き、土井善

晴さん曰く「家庭料理は民藝だ」ではないで

すが、民藝の器を使いつつ、食べるというこ

とからこのイベントを盛り上げれればと思い

ます。

8/1,2の味噌キーマカレーのランチと、

7/31のお味噌の話と味噌玉作りワークショップと。

昨日より、ワークショップの申し込みは始ま

っています。

昨日ブログをアップした時点で、催事 民藝と

暮らす内で行いますワークショップ お味噌の

話と味噌玉作りワークショップ の申込リンク

先に直接飛べませんでしたので改めて。


お申込みはコチラより。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

皆様のご参加をお待ちしております。


今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち

しております。ランチの11時半のお時間はキ

ャンセルが出たため残り2席となっています


それでは今日もよい一日を!

尚、来週木曜日7/25は、糠床作りワークショ
ップのため〜14:00までの営業となります。

11:00〜14:00,17:00〜18:00 ショップ営業
11:30〜14:00  カフェ営業
14:30〜17:00   イベント開催のため貸切
※17:00以降イベントご参加の方はカフェ利用
して頂けます。

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01