Hitoshi Ota

2018年3月末22年勤めた会社を退職しました。
「暮らし、味わう。」をテーマに
食のセレクトショップ&カフェ テマヒマ
OPENに向けて準備中の45歳です。

記事一覧(2148)

個性

こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ火曜日水曜日は定休日!プロデューサー,バイヤーの太田 準です。先日11/3に月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)を開催しました。早いもので8回目となりました。ご参加者は6名で初回以来のコンパクトな人数。女性4名、男性2名。初参加が3名でした。人数が多い方が色々な視点が出るかもしれませんし、人数が少ない方が一人当たりの発言量が増えて深まるかもしれませんし、どれぐらいの人数が適正なのでしょうね?社会人ってどういう人?自分らしくとはどういうこと?趣味ってどういうもの?働くとはどういうこと?口コミを書きこむとはどういうことか?皆さんから出た「問い」はどれも魅力的。1人2票、自分の案以外に投票して頂いて決めるというルールなのですが、票が分かれ、「自分らしく」とはどういうこと?が選ばれました。会でどんな対話が繰り広げられたか、その一端はSNSの方にアップしましたのでご覧頂くとして、いつもと趣向を変えて、自分なりの「自分らしさ」論を書いてみたいと思います。この会の冒頭でも発言したのですが、「自分らしさ」って言葉を発する時、それは意外と「自分」目線ではなく、他人から見られる自分というものを意識している、「他者」目線の側面が強いのでは?と思います。自分探しをしたりするのも、今のありのままの自分=自分らしさだと考えていないことにほかならず、この点みうらじゅんさんが提唱する「自分無くし」だったり、比較三原則(親と比較しない、他人と比較しない、過去の自分と比較しない)というのは示唆に富みます。年を取ってくると特に過去の自分と比較しない、というのは身に沁みますが、自分(らしさ)というのも固定のものではなく変化していくものと認識する必要がありますね。マーケティング的な観点、ブランディング的な観点で言えば、世の中全体の流れの中で考えたり、他との比較の中で「自分らしさ」を創り出すと考えるのだろうと思いますが、これも会の中で発言しましたが、自分らしさ≒個性というのは生まれてくる、滲み出てくるものではないか?と思います。個性≠自己主張ということも言いましたが、その個性も過去から現在の自分の経験、積み重ねの中で吸収し、咀嚼されて現れてきたものでは?と思います。いかがでしょうか?参加されてない方も自分の頭の中でぐるぐる考えてみる、というのも面白いかもしれません。次回、年内最後の哲学カフェは12/7(日)開催予定です。毎回1回完結ですので是非ご参加ご検討下さい。もちろん初参加の方大歓迎です!テマヒマは、カフェのご予約も頂いていたので、ランチタイムスタートからカフェタイム終了直前までお客様が途切れることは無かったのですが、お客様も少なくのんびりゆったりとした店内でした。明日もご予約はお一組のみですのでお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れさまでした。好い夜をお過ごし下さい。

聖輪

テマヒマのオープニングスタッフで、今もヘルプスタッフをお願いすることもある川崎彩さんは、現在、お花を中心とした活動をされています。テマヒマでもミモザなどのリースやスワッグの販売をしてご好評頂きました。お客様からご要望のお声もありご相談していましたクリスマスリースのワークショップが約1年越しで実現します。少人数での開催とはなりますが、是非ご参加ご検討下さい。ご自身で作ったリースとともに、素敵なクリスマスをお迎え下さい。■講座内容フレッシュな針葉樹にベルとお好みの実物を使ってリースをお作りいただきます。針葉樹の香りに包まれ、ドライに変化していく過程もお楽しみください。※リース土台 直径約20cm使用、 出来上がり 直径約27cm※写真はイメージとなります。  花材の入荷状況により多少異なる可能性があります■開催日時2025年12月1日(月) 14:00-16:00(進捗により延長の場合アリ)■開催場所テマヒマ〒569-1123大阪府高槻市芥川町3-10-13Tel/Fax 072-655-3259Mail temahimaselect@gmail.com■定員4名様(最少催行人数:2名様)■参加費5000円(税込) 当日現金払い■お申し込み方法メール・公式LINE・電話・インスタDM(フォロワー限定)にて先着順。その際、下記をお知らせください。①お名前②お電話番号(携帯電話をお持ちの方は出来れば携帯番号)③経験有無※Facebookの参加予定ボタンではお申込みとなりません。■持ち物お持ち帰り用のバッグ、気になる方は作業用のエプロン■キャンセルポリシー材料準備等の都合上、7日前(11月24日)以降のキャンセルにつきましては、キャンセル料として参加費同額を頂戴いたします。■講師ご紹介花陽彩 川﨑彩https://www.instagram.com/ayalion5/日なたぼっこのようなあたたかい陽ざしに包まれ、季節の花に癒される 彩りある日々を。生花からプリザーブド、ドライまで、アレンジメント製作を行っています。また製作活動以外にも、生花を使ったフラワー心理セラピーや認知症・フレイル予防の花遊びサロンも行っています。 こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。先程10月最終日の営業終了しました。ランチタイムに集中していましたが、雨の中お越し頂きました皆様ありがとうございました。満席でお断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。11月初日の明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお2組のみで残り11席と週末にも関わらずお席にかなり余裕がございます。ちなみに明日11月1日は、今回のクリスマスリースワークショップの講師を務める彩さんがヘルプシフトで入ってくれます。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れさまでした。好い夜をお過ごし下さい。

味醂

テマヒマ食の基礎講座49~みりん編~皆さん、「みりん」を上手に使いこなせていますか?料理の”さしすせそ”にこそ入っていないものの和食には欠かせない存在の日本の伝統調味料「みりん」。みりんの醸造に実際にたずさわってらっしゃる蔵人の菱川ちえさんを講師にお招きして、改めてみりんについて楽しく学ぶ、みりん漬けの2時間です。■内容・みりんの歴史・みりんと名のつくものたちについて・みりんの飲み比べ・みりんの原料、製法・みりんの調理効果、活用法・煮切りみりん実演、味見・みりんスイーツのおやつタイム■開催日時11月28日(金)14:00~16:00■開催場所テマヒマ〒5691123 大阪府高槻市芥川町3-10-13072-655-3259temahimaselect@gmail.com■定員11名(最少催行人数4名)■参加費5500円(税込)当日現金払いみりんのお土産付き■お申込み方法メール・公式LINE・電話・インスタDM(フォロワー限定)にて先着順。その際下記をお知らせ下さい。①お名前②ご連絡先お電話番号■持ち物筆記用具※みりんはお酒です。みりんの飲み比べを体験して頂きますので公共交通機関でお越し下さい。■キャンセルポリシー材料準備等の都合上、開催1週間前(11/21)以降のキャンセルは参加費同額のお支払いをお願いします。■講師紹介菱川ちえ(みりん蔵人)三重県多気町にある施設VISON内にある「みりん蔵」で伝統製法にてみりんの醸造・販売をしています。お客様からのお声がけがきっかけで、約2年前からみりんの魅力をお伝えするため講座を開催。月一回シェアキッチンを借りて「みりんを楽しむお店」を出店中。みりんは料理に使っているけど、実はよく知らないかも… というお声をたくさん聞くのが「みりん」。お料理はもちろんですが、お料理以外でも楽しめます。とっても身近な日本の伝統調味料の一つ、なのになかなか知る機会がない「みりん」。そんな「みりん」の魅力をお伝えし、みなさんを「みりん」の世界へお連れします! おはようございます。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。これまで、お味噌や醤油、お酢についてのワークショップや勉強会などの講座を開催してきましたが、今回ご縁を頂き、みりんの講座を開催することになりました。一人暮らしの男性の家に「みりん」があったらそれは彼女がいる証拠。。。みたいネタが昔はありましたが、料理好きの男性も増えていると思うので、今はどうでしょうか?そんな風に言われたぐらい、みりんはちょっと料理上級者感があるということかもしれません。家にはあるし、使ってはいるけど、使いこなせてないという方も多いかもしれません。みりんとみりん風調味料があって、それって何がどう違うんだろう?とか色々知りたいことはありませんか?講座内容の中の「みりんと名のつくものたちについて」というタイトルが気になりすぎます笑。そしてみりんを使ったスイーツ!も楽しみですね~。というわけで皆様のお申込みお待ちしております。ちなみに講座開催の翌々日11月30日は「本みりんの日」だそうです。テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日10月30日、11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も好い一日を!

部分

こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。「つなぐ、つながる、民藝」催事が終わった翌日、京セラ美術館に「民藝誕生100年〜京都が紡いだ日常の美〜」展を観に行って来ました。京都から生まれたと言ってもよい民藝。京都での開催ということで朝鮮スタートでは無く木喰さんから。民藝を総覧する時にあまり取り上げられない上加茂民藝協団や上田恒次、寿岳文章も紹介されていて良かったです。モノだけでなく建築なども含めてあってワクワクしました。美だけで無く、暮らしを提案する「運動」。この展示会直前に亡くなられた無名舎の吉田孝次郎さんのインタビューが流れていましたが、その中で(当時の)京都の人にとって民藝など歯牙にも掛けないものだった(表現は違ったかもしれませんが)と仰ってたのも印象的でした。とSNSにアップしましたが、ブログではその民藝の建築について。ここで言うのは所謂、民芸建築と呼ばれるような商業建築として汎用化してしまったものではなく、民藝初期の先人達のお住まいとかについてですが。ナガオカケンメイさんのラジオ「LONG LIFE DESIGN RADIO」(αステーション)に、今回の民藝展にも関わってらっしゃる、京都市文化財保護課で建築史家の石川祐一さんが出演され、お話されている中で、柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らの建築について、民家の再現ではなく、独自の審美眼で切り取って組み立てたものだったと表現されていました。通常の建築家なら全体から部分に落とし込んでいくところを、彼らは部分から全体に組み立てている感じがすると仰っていて興味深かったです。例えば大谷石を使いたいとか、ベンガラを塗りたいとか。ちょうどその「つなぐ、つながる、民藝」に出店した際に、大阪日本民芸館の学芸員さんとお話する機会があって陳列について色々うかがっていたのですが、民藝館の展示もまた全体から部分に落とし込むというよりは、部分から組み立てていく感じがあって、なんか共通するものを感じました。確か、展示・陳列は総合芸術だと柳宗悦が言ってたような気がしますが(言って無かったかな?)、建築もまたそうだと言えると思います。それだからこその共通性というだけでなく、この全体→部分というベクトルと、部分→全体というベクトルとの違いは、何か他にも言えることなのでは?という気がしています。民藝や発酵が、コスパ・タイパという言葉に代表される今の風潮へのアンチテーゼ、カウンターとしてモノサシ足り得るということをよく書いていますが、その文脈でも言えるのでは?と。まだうまく言語化出来てないですが。ドタキャンなどもあってどうなることかと思いましたが、ランチタイムスタートからカフェタイム終了までお客様が途切れることなく、沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半,12時のお時間はご予約で残り8席とお席に余裕がございます。尚、明日は1時間早い17時閉店とさせて頂きます。それでは、明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れさまでした。好い夜をお過ごし下さい。

無銘

こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデュサーサー,バイヤーの太田 準です。10/8~14の高島屋大阪店の催事「つなぐ、つながる、民藝」では、沢山の皆様に接客させて頂きました。高槻のお店だと、蔵出し市などショップのみ営業でない限り飲食と物販を並行しているので、物販の接客に集中する/出来るというのも大事な時間。その中には外国人の方も。高槻のお店にいるとなかなかインバウンドの実感は無いですが、さすが難波だと結構沢山。催事場と同じフロアの免税カウンターには連日長蛇の列が出来ていました。一応英語で接客を試みましたが、現役から長く離れ英語力の低さ、いや無さを感じました。あと翻訳アプリって便利ですね(あっ、僕のではなくお客様のですけど笑)そんな中ある外国の方から「Is This Brand ?」というお尋ねがありました。中ノ畑窯さんの器だったので「nakanohata pottery」って答えたら??がいっぱいの顔(発音が悪かったかなぁ?)。いや何というブランドですか?という質問ではなくブランドですか?という質問だからと「no brand , but like brand」と付け加えたら、????の数が増えた感じでした。ブランドの始まりは焼印から始まったとよく言われているように、ブランドはまさに「銘」が入ります。我々が扱う民藝の器において「銘」を入れないことが多いですし、民藝のありようとして「ブランド」という風に捉えるのはやっぱり違う。でも、作り手、窯元、あるいは民藝自体が今では、良し悪しは置いておいて、ブランド的に捉えられることもあるので、ブランドみたいなものとも言えるなぁと。「Is This Brand?」という単純な問いだけど、どう答えるのが正解だったんだろう?ってその後頭の中でぐるぐる考えていました(哲学カフェ/哲学対話グセ?笑) その後、山口和声さんの器について説明していた時に「Kazuna Yamaguchi is a designer」って言ってしまったのは失敗だったなぁ。デザイナーという側面はあるけど、それ以前にモノ作りをするCraft manであることをちゃんと伝えるべきだったし、そもそもデザインと言っていいのか?日本語でのように微妙なニュアンスを伝えられない英語の不自由さだけにかえって色々考えさせられました。ちなみに別の外国の方への説明で「not artist、but artisan」という言葉を使った時は、なるほど!って顔で頷いたような気がしたので、しっくりいったのでしょうか?達郎さんのアルバムタイトル「アルチザン」のおかげです笑。タイトル画像は、高島屋大阪店7F催事場から見えていた岡本太郎。テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半,12時のお時間はご予約で残り4席となっています。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れさまでした。好い夜をお過ごし下さい。

再会

こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。10/8〜14の高島屋大阪店の催事「つなぐ、つながる、民藝」無事終了しました。お越し頂きました皆様ありがとうございました。期間中高槻のお店と難波高島屋両方にお越し下さった方をはじめ、高槻からわざわざ難波までお越しの方、会期中にリピートしてお越し下さった方もいらっしゃって有り難い限りです。高槻のお店によくお越し下さるある方から「テマヒマさんで見るのと全然違って見えますね(悪い意味で)、器が居心地悪そうに見えます」って言われてしまいましたが、什器も照明も自店とは勝手が違っていました。またある別の方(イベント展示のお仕事をされている方)からは「(什器など)もっと百貨店さんにリクエストした方が良いですね」というアドバイスを受けました。昨日、配り手の先輩とかなり久しぶりにお疲れ様会的に呑んでました。話してる中で、今回の催事で、全体像が掴みきれないままだったこと、受け身の立場だったこと(その中では勿論全力で何だったら越境的に提案もしたとは思いますが)で、踏み込みきれて無かったこと、それこそが僕的最大の反省点だと感じました。期待していた3連休が振るわず、後半失速したため、テマヒマについては計画未達という結果に終わってしまいましたが、沢山の皆様とお会い出来たことはとても有難いことでした。催事がきっかけとなった嬉しい再会もありました。開店1年目の頃、入院している弟さんのお見舞いの後テマヒマによくお越し頂いていたご家族がいらっしゃいました。何回かお越し頂くうちに、ずっと反応が無かった弟さんがやっと今日反応があったんです!と仰った日がありました。その後転院するような話を確か聞いていたのですが、今回の催事にお越し下さって約6年ぶりにお目にかかれました。なんと弟さんはお話出来るぐらいに快復されているとのこと。とても嬉しいご報告にちょっと涙してしまいました。弟さんが動けるようになったら高槻のお店に必ず行きますと仰って下さってとても嬉しいことでした。これも開店1-2年目のことですが、よくテマヒマにお越し下さるお客様で、高槻在住で織りのお仕事をされている女性がいらっしゃいました。ご結婚されて離島の方に移られそれ以来お会いしていませんでした。その方が催事にお越し下さいました。身体が思うように動かない難病に罹られていました。そんな大変な状況の中わざわざお越し下さり、それも5-6年ぶりの再会でした。最近ちょっとその織りの仕事をやってみたら、手が覚えていた。その手仕事があることが心の支えになっていますと仰っていてまた涙していました。今はこちらに戻ってらっしゃるとのこと。また高槻のお店にもお越し下さい、必ず行きますというやりとりをして別れました。催事で難波に行ってなかったらお会い出来なかっただろう訳で、参加して本当に良かったなと思える再会でした。それ以外にも、はじめましての出会いがいっぱいありましたので、是非その方々と次は高槻のお店でお会い出来ればと思います。それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。残り好い半日を!

名前

こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。昨日は7回目の月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)を開催しました。ご参加者は9名、男性1名女性8名、初参加3名リピーター6名という構成(運営スタッフ含む)。僕以外全員女性というのは初めてのこと。男性の中には言い切り型の話し方をされる方がいて、それが場の空気に影響するというなということはこれまでの7回で感じていて、女性ばかりの今回は一番穏やかさというか和やかさがあった気がします。まぁ男性だから、女性だから、というのは決めつけなのでしょうけど。自民党の女性総裁が決まり、間もなく憲政史上初の女性総理が生まれようとしています。僕自身の政治的思想信条とは近くはないですし、女性を代表してる感じもしないですが、初の女性総理誕生は意義深いですし、うまくいって欲しいものです。持ち寄った9つの問いから投票で選ばれたのは「名前って何だろう?」。名前は最初のプレゼントと言われることもありますが、自分で選んだものでは無いその名前とどう付き合って生きてきたか?という問い。

悪循

おはようございます。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。今年も周年記念Special Curry Weekやります!日程は、先日ご案内した高島屋大阪店の催事「つなぐ、つながる、民藝」(10/8~14)会期中、定休日の火曜日水曜日を除いた10月9日(木)~13日(月)。酒粕と白味噌ベースの通称「白カレー」が約1年ぶり、5日間限定で復活します。豆味噌を使ったレギュラーの「赤カレー」、「あいがけカレー」の3種からルーがお選び頂けます。いつも通り、トッピングは、炙りチーズ、納豆、キムチ、甘酒、鰹節、味玉(ヨーグルト味噌漬けの卵)の6種類の発酵食品の組み合わせから、お味噌汁のお味噌は米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類からお選び頂けます。<セット内容>・味噌ベジキーマカレー(ごはんは土鍋で炊いた自然栽培の発芽玄米)・味噌汁・納豆ドレッシングサラダ・自家製ぬか漬け・豆乳ヨーグルト 発酵シロップ木曜限定メニューの為なかなかタイミングが合わずテマヒマの味噌ベジキーマカレーをお召し上がれない方は是非この機会にご賞味下さい。皆さまのお越しをお待ちしております!さてこの流れでお知らせすることでもありませんが、このSpecial Curry Week終了後、10月16日より価格の見直しをさせて頂きます。味噌ベジタブルキーマカレーセット(木曜限定) ¥1600(税込) →¥1650(税込)おばんざいセット(木曜以外) ¥1800(税込)→¥1870(税込)皆さんも日々感じてらっしゃるように物価の上昇が止まりません。テマヒマのランチの自然栽培の玄米は、高松にあるまるざ発芽玄米研究所の契約農家さんのものを使っていますが、米不足・米の価格の高騰の際も安定して送って下さっていてとても有難く思っていますが、こちらも新米のタイミングから価格が変更になります。お味噌汁のお味噌も、お出汁の昆布も、お野菜も・・・。食材によっては2倍近いものもあって驚愕します。自分達の食材選びの基準(質)を落とすとか、品目やボリューム(量)を減らす=ステルス値下げとかという方法もあるかもしれませんが、不器用なのか選ぶことは出来ません。それはテマヒマがテマヒマで無くなることのようにも思えます。今の売上、経営状況から今回は特に迷い、悩みましたが、このように決めました。心苦しいお知らせにはなりますが、何卒ご理解頂ければと思います。それ以外、ドリンク、スイーツについては頑張って価格据え置きとさせて頂きます。これからも皆さんに安心安全で美味しいお食事をご提供していけるよう、ご家庭で取り入れられるヒントをご提案出来るよう精進して参ります。今後とも宜しくお願いします。「物価上昇を上回る賃上げ」という言葉を聞かない日はありません。そうなってないからその言葉が出ている訳ですが、そりゃそうだよな、実質賃金は上がった方がいいよな、上げるべきだよな、とは思います。個人事業主・自営業なので賃金をもらっている訳ではなく、売上も右上がりな訳ではないので我が家の手取りは減っているのですが・・・最低賃金の見直しを伴い、テマヒマもスタッフの皆さんの時給を上げます。沢山お支払い出来れば勿論良いのですが前述の経営状態なのでお恥ずかしながら小幅に(と言っても経営インパクトはまあまああります)。似たようなお店はきっとあるので、賃金の上昇でそれがそれを支払えずに閉店する店も出てくる(出てきている)かもしれません。賃上げして価格を維持する場合は利益が出ず閉店する店も出てくる(出てきている)かもしれません。賃上げ分を価格に転嫁する場合、物価上昇→賃上げ→物価上昇→賃上げ→・・・とエンドレスに続いていくことになります。つまり、それがインフレということなのかもしれませんが、好循環での上昇では無く、悪循環と思えてなりません。数年前までデフレからの脱却と言ってたのが遠い昔のようです。間もなく開店7年を迎えますが、お恥ずかしながら未だに安定という言葉からは程遠いです。それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も好い一日を!

共助

こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。9月17日から23日の、7周年直前!蔵出し市7DAYS。はじめましての方、お久しぶりの方、よくお越しの方、お近くの方、遠くからわざわざお越しの方、お越し頂きました皆様ありがとうございました。日によって、時間帯によって、お客様が多い時間、ゼロな時間があって、売上で言うと最少から最大まで約30倍ぐらいある、ジェットコースターのような日々でした。旅立っていったものも沢山ありますが、それが分からないほど沢山の器がまだございます。昨日の終了後から蔵入れしてだいたい整いました。明日から久しぶりの通常営業。11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお一組のみで残り13席とお席にかなり余裕がございます。気温の上昇と反比例するようにお客様のご来店が減っていましたので、やっと涼しくなってきた今日この頃、回復していけばよいのですが・・・・今日は一か月前ぐらいに日本経済新聞に掲載された”「小さな政府」求める価値観”という論考について、書こう書こうと思って先延ばしになっていました・・・

今藝

おはようございます。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。9月9日ですが、丹波立杭の俊彦窯、丹窓窯さんに、難波高島屋の催事「つなぐ、つながる、民藝」(10月8日~14日)向けの仕入れに行ってきました。重ねてきたいつものお仕事を中心に、新しいお仕事、宝探し気分で発掘したお仕事、色々選ばせて頂きました。丹窓窯さんについては、これから窯焚き予定だとのことで、新たにお願いしたものも。難波高島屋でご覧下さい。仕入れの後は兵庫陶芸美術館で「MINGEI ALIVEーいま、生きている民藝ー」を観に行ってきました。河井寛次郎、濱田庄司を第一世代とするとして、第一、第二、第三世代の作品が並ぶ2階の展示は丹窓窯の先代市野茂良さん、清水俊彦さんの器も並びます。河井寛次郎、生田和孝、清水俊彦、師弟の作品が同じショーケースに並んでるとちょっと感動的だったりしますが、俊彦さんのは最近窯出ししたばかりの土瓶と湯呑でショーケースのなかにいるのが窮屈そう?ちょっと関連することで、兵庫県民芸協会の事務局通信で、露古壽窯(も高島屋の催事でご紹介します)の西堀志伸さんが、大阪日本民芸館の前回の展示「大阪の日本民藝運動ー三宅忠一の眼ー」を観ての感想を書いてらっしゃってとても素晴らしかったのですが、少し長くなりますが一部引用すると根本的には、美術館という場が本質的に抱える限界を露呈しているのです。来館者に感動を与えるためには、どうしても「見栄えのする」大物に頼らざるを得ない。キャプションに書かれた作家名や産地名がありがたみを演出してくれる。しかし、三宅が最も重視した「どんな貧しい家庭でも容易に受け入れることができる、美しい雑器」は、美術館の陳列ケースの中では力を失ってしまうのです。この矛盾こそが、日本民芸協団や日本工芸館が直面し続けてきた根本的な問題だったのかもしれません。民衆のための民藝を追求するほど、それは特別な場所に飾られるものではなくなる。日常の中で使われ、消耗し、やがて忘れられていく。そうした品々の価値をどう保存し、どう伝えていくのか・・・・・・とても考えさせれる内容です。話を戻して・・・民藝館の展示と違って,360度から見れるガラス張りの展示があるのでは有難く作品の周りをぐるぐる回って見ていました。ルーシー•リー、黒田泰蔵(黒田泰蔵による縄文象嵌の作品は興味深かったです)らの一階を経て、地下一階は俊彦さんの息子さんの剛さんをはじめ現代作家の作品。普段あまり接点のない作り手の作品を拝見出来たて良かったです。が、「いま、生きている民藝」というタイトルから僕が受けるイメージとは違っていました。作家性が云々とかって言い出すつもりもありません。「用」というのがモノの用だけでなく、心の用もある(アウトバウンドの小林和人さんの言葉を借りれば機能と作用?)ということはあっても、何か、暮らしから遠く感じるものが含まれているように感じました。あまり予見なく展示会に行ったのですが、改めてHPを見て紹介文をコピペすると今からおよそ100年前、宗教哲学者の柳宗悦(1889-1961)によって提唱された「民藝(民衆的工藝の略)」。それは、日々の暮らしに寄り添うものに美を見いだすという、新しい価値観であり、提案でした。その対象とされたのは、用途に即してつくられた「手仕事」による生活道具。それは、近代化にともない、失われつつあるものでした。しかし、民藝が目指したものとは、手仕事をそのまま保護するというよりも、その精神を正しく受け取り、新しい生活スタイルに合ったものづくりへと導いていくことであり、何よりも「生活の芸術(アート)」という、私たちが心豊かに生きていくうえで欠かせないものを手放さないという、一つの哲学であったのではないでしょうか。 生活道具の中でも、特に使用頻度の高い「器(うつわ)」は、民藝の「現代性」を体現するものといえるでしょう。民藝では、名も無き職人の手仕事、つまり「無銘性」が唱えられたことで、ともすると、個人作家の美意識によってつくられたものを否定しているかのように思われがちですが、民藝の思想を深く理解し、その根幹を支え、現代へと橋渡しをしたのは、なんといっても、優れた創造性を持つ個人作家たちでした。その意味で、民藝はまた、現代において、実用品も手がける個人作家の存在意義を確かなものにしているとも考えられます。民藝は、技術でもなければ、スタイルでもない。そのことをいま一度、考えてみたいと思います。 本展では、富本憲吉(1886-1963)、バーナード・リーチ(1887-1979)をはじめとする当館の現代陶芸コレクションの核となっている個人作家の器作品を展観しながら、当時、先鋭的なモダニストでもあった柳が見つめた民藝の本質について、現代の視点から再考することを試みます。さらに、「いま、生きている民藝」の諸相について、現代の作家たちがつくりだす様々な作品を通して、いま、私たちが豊かで幸せであると思える暮らしと、そこに息づく「生活の芸術(アート)」について、思いを寄せる機会とします。とあります。もしかしたら民藝を「民衆的工藝」から「民衆的藝術」と捉え直す試みだったのかしら?と思ったりもしました。それが「いま、生きている民藝」があくまでサブで、メインタイトルはローマ字表記の「MINGEI ALIVE」であることに込めているのでしょうか?展示会最後に掲示されていたメッセージを読んだ時に、逆に「手仕事」「作家」にこだわらずに、機械生産・工業製品、アノニマスデザインという方向でキュレーションしたら面白かったのかもと思っていました。という僕の個人的意見も、展示会の内容も、民藝をどうアップデートするのか?という点では共通しているとは思いますが。兵庫陶芸美術館 展示場横 情報コーナーで「民藝 -starting point in TAMBA-」という、奥田康博氏、生田和孝氏の作品を始め、柳 宗悦、濱田庄司、河井寛次郎に繋がる丹波焼の窯元、作家を紹介する展示があることを後で知って、見落としたことを後悔しています・・・・。これから「MINGEI ALIVE」に行かれるかたは是非お見逃しなく!「MINGEI ALIVE」の会期は11月24日(月・振休)までです。7周年直前!蔵出し市7DAYSも3日終わりました。お越し頂きました皆様ありがとうございました。中日の今日は、ちゃりんこ喫茶10さんがドーナツの移動販売にお越し下さいます。(晴れてたらお店前、雨が降ったら縁側予定)7周年ということで、7種類のドーナツをお持ち頂き、そのうち2種類はこの日限定の「味噌キャラメルドーナツ」で、プレーンとオールドファッションがあります。こちらも7周年ということで2タイプ合わせて7×7=49個限定でご用意頂きます。開店時間ぐらいから販売開始して、売り切れ次第終了となります。テイクアウトのみの販売ですが、蔵出し市にお買い物にお越しのお客様で味噌キャラメルドーナツご購入の方に限り、イートインも可能です。1日限定、数量限定にはなりますが、是非〜。それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も好い一日を!