常秀こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。島岡桂縄文象嵌の器特集が昨日で終了し、続いては明後日2/26~3/9まで、壺屋焼 常秀工房のやちむん特集です。やちむんとは沖縄の言葉で焼き物という意味。やちむんを求めてテマヒマにお越し頂く方もいらっしゃるほど人気です。あと何故か、やむちんと言う人が多いです。民藝や手仕事或いは沖縄を語る中で「やちむん」の果たす役割や影響は大きいと思いますが、一方「モノ」というよりやちむんという「コトバ」が独り歩きしている、言わばブランド化している気もして、ちょっともやもやしたりもします。営業形態もあってコンスタントに沖縄に行くことが出来ないので、残念ながらテマヒマでは常時やちむんを扱ってはおらず、開店当初、そして古民芸たつのさん・沖縄ゆくい商店さんのご協力でやった沖縄フェア以来、かなり久しぶりの入荷となります。自宅でも愛用している常秀工房さんの器は、沖縄料理だけでなく様々なお料理で大活躍していますが、伝統の上にありながら、色艶や模様に洗練されたデザインを感じます。菊唐草、蝋抜き、赤絵、飛び鉋、掻き落とし、点打ちなど多彩な技法があるのも常秀工房さんの魅力です。沖縄出張初日、金壺食堂でランチをした後、読谷村へ移動して工房を訪ねました。工房の中だけでなく、8つの工房の共同管理している登り窯・金城次郎窯をご案内して頂きました。工房同士の平等・公平のため窯焚きごとに窯詰めをする部屋が替わるところもありますが、ここでは毎回同じ部屋を使用するとのこと。窯の癖が分かる、安定する利点があります。ちなみに常秀工房さんでは薪窯とガス窯を併用してらっしゃいます。工房では親方の島袋常秀さんがちょうど菊唐草の絵付けをしていました。色々お話をうかがいましたが、お仕事の手を止めることなく、伸びやかに気持ちよさそうに描いてらっしゃって、ずっと見てられます。そのことをお尋ねしたら、ずっと描いてるから、とのお答えでした。新しいカタチが出来た時は、バランスとかを考えてデザインするとも仰っていました。ちなみに菊唐草はお弟子さんではなく親方が常に描くことになってるそうです。工房ではお弟子さん、職人さんが並んでお仕事されていましたが、その中には息子さん娘さんも。工房設立50周年の間に多くの陶工を輩出してきたかと思いますが、現在はご家族を中心とした体制でお仕事されてます。窯焚き前のタイミングで、それほど点数が多いわけではなありませんが、バリエーション豊かに選ばせて頂きました。昨日の営業終了後から今日にかけて開梱したり陳列したりしていました。メインテーブルでは、常秀工房さんに加えて、首里のスタジオde-jinさんの石獅子、沖縄の紅型を学んだ金城千琴さんの紅型コースター(テマヒマ初登場!)をご紹介しています。関連してメイン横では、読谷村北窯で修行して高槻で独立された佐藤さんご夫妻の中ノ畑窯の器、同じく沖縄は奥原硝子製造所で学んで東京都青梅市で再生ガラスを使って吹きガラスをされてる平岩愛子さんの器をご紹介しています。是非お手に取ってご覧下さい。■島袋常秀 陶歴昭和23年 那覇市壺屋生まれ昭和47年 琉球大学美術工芸科卒、父島袋常恵に師事昭和50年 常秀工房設立昭和62年 工房を読谷村座喜味に移転 金城次郎窯を共同窯として使用平成2年 沖縄県立芸術大学教授(同14年教授,25年退任)平成19年 国画会会員令和7年 沖縄県無形文化財保持者認定(沖縄陶器)テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日2/26 11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席とお席に余裕がございます。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。2026.02.24 09:20
金壺こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。沖縄旅、いや出張、初日。神戸空港からの飛行機で那覇空港に着いてモノレールに乗ろうとしたその時、沖縄在住の同期からLINEが。事前のやりとりでは今回はタイミングが合わず会えないかも?って感じでしたが、忙しい合間を縫って空港まで来てくれて、2年7か月ぶりの再会。会えて良かった。そして会いに来てくれてありがとう!!で、まず向かったのは、壺屋にある台湾素食(台湾精進料理)の金壺食堂さんへ。3年前の夏、1日限定で金壺食堂さんのちまきランチをやったことがありました。今回お邪魔したタイミングで名物のちまきは既に売り切れてしまっていましたが、バイキングを楽しみました。どれも優しいお味で、まるで店主さんのお人柄の優しさのようでした。ごちそうさまでした!2026.02.14 06:52
本物おはようございます。民藝と発酵のをモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。先週の今日、沖縄にいたのが信じられないぐらいですが、沖縄旅、いや出張の話を続けます。2日目、小倉ヒラクさんと行く発酵ツアー豆腐よう編の後ランチして、首里城へ。2019年に火災により正殿をはじめ焼失していましたが今秋には完成予定だそうです。次回の兵庫県民芸協会の読書会の課題図書が「琉球の富」でちょうど読み進めていたところですが、その中で琉球の街並みや瓦を柳宗悦は絶賛しています。今は戦争もあって様変わりしてしまいましたが、高台からそれを感じようとしていました。2026.02.12 22:28
木桶こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。2/6~8の3日間、2年7ヶ月ぶりに、沖縄に行ってきました。今回の沖縄行のきっかけとなったのは、玉那覇味噌さんのクラウドファンディング。テマヒマのランチのお味噌汁の選べるお味噌で、毎年夏場に玉那覇味噌さんの王朝味噌をご紹介させて頂いています。お味噌作りの木桶が老朽化したため新調するためのクラウドファンディングで、テマヒマもご支援させて頂きましたが、そのリターンで選んだ「発酵デザイナー小倉ヒラクと行く豆腐ようツアー」に参加する目的がありました。2026.02.10 13:31
仮名こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ2/3~10 までお休み中プロデューサー,バイヤーの太田 準です。僕の名前は、準と書いて「ひとし」と読むのですが、なかなか読むことが出来ません。自宅に「じゅん」さんいらっしゃいますか?という電話が掛かってきたら怪しいと見分けるのに使えたり。自分の名前を「準備の準と書いてひとしです」と説明するのは母の真似ですが、小学生の頃、何の時だったかは分かりませんが、同じ説明をしたら「太田備」と書かれていたことが50年の人生の中で一番ズッコケました。自分の中でバランスを意識する感覚があるのは、漢字と共に読み方が何気に影響いるのかもしれません。皆さんのお名前はどうですか?ちょっと前にSNSで、名前を平仮名にすると、とたんに候補者っぽくなるという投稿を見ました。太田ひとし確かに選挙ポスターにありそう笑。テマヒマは、お店を始める前から、何だったらお店を実際に始めることになるとは思って無かったころから、我々夫婦の中にあった店名です。勿論「手間暇」という言葉からきているのですが、平仮名でもなく、片仮名。2026.02.03 06:10
遅咲こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。先日、北海道からお越しのお客様と、少し時間に余裕があったので、お店のことについて色々とお話する機会がありました。中でもDrink Ticketsの恩送りにとても興味津々でらっしゃって、初めてお越しだったのですが、Omoiyari Ticket を受け取って、さらにご自身でもOmoiyari TicketをプレゼントしてOmoiyari Noteに貼ってメッセージを書いてらっしゃいました。Drink Ticketsについても色々お話しましたが、始まってまだ1年弱、開店から6年も経って始まったことに驚かれるととも、その時間に対してとても肯定的なご意見を下さってなんだか救われた気がしました。テマヒマブログで書いたかどうかは覚えていませんが、ビームスの設楽社長が「気づきのタイムラグ」ということを昔から仰っていて、流行なり情報なりを感度高くいち早くキャッチする、気づくことが(ファッションなどでは)重要で、その時間差がビジネスになるということかと思います。その点、自分自身翻ってみると、きっと遅いのだと思います。古い話ですが今から20年ほど前、前職で新規事業としてファッションのWEBショップを立ち上げようとして、アパレルブランドを回っていた時に、ある社長から「レースの最終コーナーというタイミングですね」と言われたのが忘れません。遅過ぎはしなかったもののやはり遅く、その遅さが理由ではありませんでしたが残念ながら終了してしまいました。そして時を経て、会社を辞めテマヒマを始めたのも45歳になる年でしたのでやはりかなり遅かったと思います。開店から8年目になりますが、その後の進化・成長(※売上という意味では全く成長していません)も遅く、ゆったり、のんびりとしたものでした。コロナを乗り越え7年続いただけでもスゴイと仰って下さる方もいらっしゃいますが、もう少しテンポよく出来たのでは?と正直思わなくもありません。始めるのも、進むのも、遅め。年始の、振り返りのブログで書いた通り、昨年、哲学カフェ/哲学対話や恩送りの取り組みを始めたのは、小さなでも大きな一歩でした。開店当初から考えていたわけでは無いので、機が熟したという言葉は当てはまらないですが、そのタイミングになった理由、必然性があり、そのお客様が仰ったように、発酵・熟成に時間のかかるテマヒマらしいということでしょうか。。。そう言えば、自宅の百日紅も、なんだか遅咲きなんですよね・・・昨年4月に始まった、Drink Tickets ですが、これまでのべ69人の方がご購入頂き、50人の方がOmoiyari Ticketをプレゼンとして下さり、36人の方が受け取って下さいました。参加はしないまでもOmoiyari Noteをご覧になった方も沢山いらっしゃって有難いことです。テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り4席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。2026.01.29 12:35
常連こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。年末に、IKEUCHI ORGANICさん、坂の途中さん、食堂カモシカさんのトークイベント(ポッドキャスト「なんでやってねんやろ」の公開収録)に行った話はこのブログでも書きましたが、申し込みの際に池内さん(IKEUCHI ORGANIC),小野さん(坂の途中)、関さん(食堂カモシカ)、3人に聞いてきたいテーマという項目があって「3社の常連のお客様の比率とその適正な比率は?」という趣旨のことを書きました。そもそも「常連」とは?という言葉の定義から必要だとは思いますが。パレートの法則とか言われるように、3割のお客様で7割の売上(2割で8割とか言う場合もありますね)を作っている、みたいなことがビジネスの世界で言われたりします。常連とも言えるコアなファン層の存在が経営を安定化する面はあります。一方、テマヒマもそうですが、この3社のように理念的な企業は、その理念を伝え、広げていくことを考えれば、常に新規のお客様が入ってくるということが重要にも思えます。ちなみに質問に書いておいて何ですが、適正な比率があると思っている訳ではありません。前職で、「うちのお客さん」という言葉を使う人が多くて、その言葉遣いが気になっていました。無店舗販売の会社だったのでお客様の顔が見えないこともあり(グループインタビューとかはするものの)基本はデータから読み取れるお客様のイメージでしかなかったり、それをマルっとまとめて見てしまう感覚、ある種のニュアンスが入っていることに違和感があったり。創業社長がある時「(マーケティングでよく使われる)囲い込むなんで下品な言葉を使うな」と言ってて珍しく(失礼)いいこと言うなと思ったことがありました。IT技術、さらにはAIにより、ますます囲い込む方向に世の中は進んでいますが。今、僕自身が、テマヒマのお客さんって言葉を使うことはありません。お店も8年目となり、おかげさまで常連とお呼びしてもよいだろうお客様、顔が浮かぶお客様がいらっしゃいます。自分は常連だと思うお客様と、この方は常連だと思うお店の間に感覚のズレはあるように思います。きっとある回数を超えるとそのお客様のことを覚える/思い出すようになると思うのですが、日々沢山のお客様と接しているので、回数よりもその方と印象的な会話をしたかどうかの方が記憶に影響します。ランチでメニューのご説明をする際に、その説明の軽重(もちろん初めての方には詳しく)をつけようと最近「初めてお越しですか?」という確認をするようにしてみたら、9割方初めての方で、初めての方ばかりの日も珍しくありませんでした。よく地元高槻にお住いの方は2割ぐらいということを書いたり話したりしていますが、一般的な飲食店さんがどうかは分かりませんが、初めての方、遠方からの方が驚くほど多く、たまたまいらっしゃるような立地ではないので、こんなに多くの方が何らか調べてお越し頂いてること、本当に有り難いことです。民藝とか発酵とか古民家とか、知って頂いたきっかけは様々かと思いますが、本当に有り難いことです。そのきっかけとは違った何かも感じてお帰り頂けてるとよいのですが。。。先日、サーキュラーエコノミーというかゴミについてポットキャストで発信してらっしゃる方がいらっしゃって少しお話することが出来ました。どちらかと言えば領域の狭いことをやっている、理念的なお店なのに、マニアックになり過ぎてない、閉じることなく他に開かれている、ということに感心されてらっしゃって、自分ではあまり意識していなかったことですが気づきでした。計らいというよりは自然にここに落ち着いた感じです。少し話はずれるかもしれませんが、サードプレイスの話をする時に、「居場所を”作る”」という言い回しをすることもありますが、多くのサードプレイスと呼ばれるような場所は、意図したというよりは結果そうなったんではないかなと思います。どうでしょうか?写真は、本文とは関係なく、昨日の手前味噌作りワークショップ2回目の様子。ご参加頂く方は、ほとんど初めての方なのですが、たまにリピーターの方もいらっしゃって、お味噌を作るだけなら、一度経験してるので、ご家庭でも出来るはずですが、みんなでワイワイ言いながら作るのが楽しくて参加して下さってるようです。残り5回全ての回が定員に達していて、キャンセル待ち受付中です。材料のみコースは引き続きお申込みを承っております。今日明日は火曜日水曜日で定休日です。木曜日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。それでは明後日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。2026.01.27 06:03
習作こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。一昨日のことですが、月イチで参加してます兵庫県民芸協会の読書会でした。先月に続き今回もテマヒマを会場にご利用頂きました。新編•民藝四十年から今回の課題論考は「藍絵の猪口」。テマヒマでも蕎麦猪口は、その名の通り蕎麦のつけ汁を入れる器としてだけで無く、コーヒーやお茶を飲んだり、ヨーグルトや納豆など小鉢として使ったり、多用性があって、また模様も多様(柳宗悦の言葉を借りれば”衣裳持ち“)で、人気です。柳は猪口を旅行好きと擬人化して表現してますが、朝鮮から日本に入り全国津々浦々に広がって作られています。猪口が、朝鮮の言葉を語源としていることを初めて知りましたが、ここで述べられている(蕎麦)猪口は、これまで読んできたような分業、伝統、他力、無名性、など民藝の特徴を持ち合わせていますし、テマヒマでよく言う現代的モノサシで言えば寛容さも感じます。作り手の方がご参加頂いてることで、モノ作りの解像度が上がって、対話も深まります。真っ白で無い磁器ほど絵付けされてるという話はなるほどなと思ったり。個人的には「物がよければ、物で語りたい」という一言が気になりました。文脈的には有名無名とか関係無くモノが重要ということなのですが、何年か前にgraf の服部さんがトークイベントで話されてたのを思い出しました。マーケティング•ブランディング的な意味合いで、モノの背景にあるストーリー(物語)を語るということがあり、それも一面大切だとは思いますが、それが前に立ち過ぎているのでは?モノ自体が自然と語ってくれることがメインであり、そこに目を向け(直観?)、耳を傾け、感じることこそが肝要かと思います。小説「グロリアソサエテ」(朝井まかて)を最近読んだことで、柳宗悦がより人間味を持って感じられるようになったこともちょっとした変化でした。ここまでがSNSにアップした内容でした。ちょっとブログ寄りの長さで、ブログ向き?とも思ったので(正直SNSとブログの使い分けも最近迷ってます・・・)ブログにも転載しました。ここから追記なのですが・・・今回の読書会に、昨年テマヒマでミニ個展を開催して頂いた磁器の作り手の深田緑葉さんが初参加下さいました。今回のテーマともドンピシャで、土や釉薬のこと、砥部の修業時代のことなどをお話下さったことで、とても理解が深まりました。読書会に関連して、深田さんが修業時代、先輩からの習わしで一日二時間読書するという習慣があったと仰っていました。それは深田さんのいた窯元だけでなく、富本系のところは皆そうだったと。ここで言う富本系というのは、富本憲吉のこと、冨本憲吉の系譜ということですが、富本と言えば「模様から模様を造らず」という言葉を遺したことで有名で、読書の習慣ということまでその考え方から繋がっていることに感動さえしながら聞いていました。読書も直接的に陶芸の本という意味ではなく、寧ろそうでない方が良いと言われてたそうです。テマヒマの場合、民藝のことを発酵から、発酵のことを民藝から、考えたりもしますし、民藝や発酵から他に置き換えたりしています、その逆もまたしかり。そういう意味では「模様から模様を造らず」という言葉をまた別に置き換えたり、捉え直したりしているとも言えます。メイン画像は、その深田緑葉さんが参加者の方にお持ち下さった藍絵の猪口。当日焼き立てだそうですが、習作。これを見て、日本民藝美術館設立趣意書の表紙の!ってピンときた方は、かなりコアの民藝ファンです笑。テマヒマ本日の営業終了しました。お近くから遠くは東京や北海道の方まで沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。これだけ沢山お越しになるとどうしても満席でお断りしてしまう方が出てしまいがちなのですが今日はそれが無くて良かったです。テマヒマコンサルは始動したばかりですが、早速ご相談を何件か頂いていて有難いことです。明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り1席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした、好い夜をお過ごし下さい。小説「グロリアソサエテ」に続いて、最近「黒田辰秋 千年の椅子」(丸山茂樹)を読み始めましたが、こちらも楽しみです。2026.01.23 11:24
公約こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。突然の解散総選挙、突然の新党結成、国民不在で政治が盛り上がっています。後者について、中道改革連合の結成は政治の勢力図を分かりやすくすることで個人的には良いことではと思います。社会がより多様化・細分化している傾向からも、選挙制度からも二大政党制にはなり得なくて、ヨーロッパのように多党化する方向かと思いますが、連立であれ政権交代が常に起こる可能性・緊張感のある状況が望ましいと思います。与党もその中道改革連合も、2年の時限か恒久かの違いはあるもののの、食品の消費税率0を公約に掲げています。他の野党も消費税率を下げる又は廃止を主張しています。だったら別に選挙せずにやったらええやん、選挙前にやったらええやんって思ったりもします。与党はあんなに渋ってたわけなのにホンマかいな?という気持ちもあります。一消費者としては、食品消費税0は喜ばしいことではあるのですが・・・・ただ一飲食店経営者としては手放しに喜べません、というか大変なことになるのでは?と思います。間もなく確定申告が始まりますが、我々が納める消費税は、売上にかかる消費税から仕入れにかかる消費税をマイナスして計算します。例えばイートイン1000円の売上で、(食品)仕入が400円だとしたら、現在は1000円×0.1-400×0.08=68円です。これが食品消費税0になった場合1000円×0.1-0円=100円なので納税額は32円増えることになります。仕入値が下がるんだから上代は下がるだろう?って思われるかもしれませんが(食品価格から上代を直接イメージする方は結構多いです)そうはならないですし、この計算から分かるように値下げは難しいです。テマヒマの場合は簡易課税の適用を申請していますので実際にはこの計算とは違いますが、考え方は同様です。つまり食品消費税0は、飲食店にとっては実質増税の可能性があるということです。納税額が増えるのに加え、食品消費税がゼロになるのなら、家で作って食べようとか、買って帰ろうとかと内食・中食に移るお客様、外食離れが起きる可能性もあり、飲食店には大きな打撃です。もしかしたら資金力・体力のある大手飲食チェーンなどが食品消費税0のタイミングで値下げキャンペーンをはったりするかもしれませんが、個人店には余力はなく淘汰されてしまうかもしれません。食品消費税0政策を公約する政党はそういったことを考慮してるのでしょうか?考慮していないとしたら酷い話ですし、分かってて言わないのもまた酷い話です。どこに投票したらいいでしょうね・・・?昨年末、高槻市内、テマヒマからほど近くにある10年選手の人気飲食店が2軒閉店しました。ただでさえ厳しい経営環境ですが、消費税により更なる不況とならないことを願います。。。タイトル画像は本文とは関係ありませんが、テマヒマの冬の風物詩とも言える期間限定スイーツ、ぜんざいとお味噌食べ比べセット。今年も始まっています。今日はランチはのんびりとした店内でしたが、逆にショップ利用の方が多く、お越し頂きました皆様ありがとうございました。今日とは一転、明日から金土日とランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした、おやすみなさい。2026.01.22 15:07
未熟こんばんは。昨日のことですが、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)の10回目を開催しました。最近店頭で「哲学カフェ」やってらっしゃるんですね?とお尋ねが増えてきている気がします。今回の参加者は9名で内訳は男性3名・女性6名、初参加4名•リピーター5名(運営メンバー含む)。以前ブログで名を匿すのではなく、名を無くすといった表現をしたかと思いますが、敢えて自己紹介せず始めるのがテマヒマ流。参加者の皆さんから話したい/聴きたい「問い」を出して頂き投票で決めていきます。「家族って何だろう」?と「若さって何だろう?」とが同数で、決戦投票で、「若さって何だろう?」に。僕自身50歳を超えた頃から、老いを感じることも多くなりましたが、一口に若さと言っても、身体的な若さもあれば精神的な若さもあります。テマヒマも8年目となり、お店の「若々しさ」ということについて考えることが多いので、お店を例にお話しすることが僕は多かったです。一昨年亡くなった父の、定年退職後の様子を思い浮かべながら、「現役である」ことが若さにとって大事だとか、以前ブログにも書きましたが某ミュージシャンのAI活用を例に老いを受け入れるか?若さを求めるのか?という話もしました。あと年齢を重ねるごとに、周囲や後進に伝える(アウトプット)場面が増え、それは大事な役割ではあるけど、インプットし続けられるかどうか?が若さにつながるとか。初めてのことが多いと若くいられるでは?ということもお話しました。お店でも8年目となるとある種の「型」が出来てきます。それは成熟や熟練でもあるけど、同時に鮮度が落ちることにもなります。そういう意味で、年始に誰が読むねん!?という長文のブログ(タイトル:振返)で書いたように、昨年、哲学カフェや恩送りの取り組みを始めたのは、狙ってたわけではありませんが、お店の「若さ」につながった気がしています。今年、僕は「新」という漢字を抱負に掲げましたが、テマヒマコンサルの始動もその一つになると思います。福岡伸一さんの「動的平衡」で言ってもいいですし、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」で喩えてもよいですが、変わり続けることが変わらないこととさえ思えます。参加者の方から出た言葉、「現在が正解・完成と思わず、まだまだ未完成・未熟だと思えるか?」という視点はとても重要に思います。そう思える限りはお店としての若さは保てるでしょうし、成長し続ける(この場合の成長については再定義が必要なのですが)ことが出来るのでは?と思いました。身体の健やかさと心の健やかさがつながっているということはよく言われ実感しますが、身体的に若くあるためには心から、心が若くあるためには身体からということも感じました。同じ場、同じ時を過ごしていてもきっと参加者ごとに感じ方、持ち帰った言葉は違ったと思いますが、他の方はどうだったでしょうか?ご参加頂きました皆様ありがとうございました。次回は2/1で、2週間後とインターバルが短いですが現在お申込み受付中です。是非一度、体感頂ければと思います。ご参加お待ちしております。写真は、本文とは全く関係ないのですが、一昨日、お客様が立ち上がる際にフラッとして横にあった椅子を掴んでこけてしまい破損が発生しました。お客様にお怪我が無かったのが幸いでした。奥のお席の椅子は開店前にヤフオクで集めたアンティークです。折角なので、直して使い続けたいと思い、木工家の小島優さんにお願いしたらご快諾頂けました。修理に出して直るまでにはしばらくお時間がかかります。6名席をご利用の際、少しご不便をおかけすることもあるかもしれませんがご理解頂ければと思います。明日明後日は火曜日水曜日で定休日です。明々後日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお一組のみでお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。2026.01.19 11:07
思想こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。中島岳志さんの「縄文~革命とナショナリズム」について、随分前に読み終わっていたのですが、書こう書こうと思っているうちに時間が経ってしまいました。テマヒマ店内至るところに、遮光器土偶の編みぐるみやミニチュアがあって、お越しになった方にはお楽しみ頂いています。あまりにそちらに目や気がいってしまい、器の売上に影響してしまうほど・・・苦笑。この本の表紙に使われている日本民藝館所蔵の岩遇は元々芹澤銈介の所有で「民藝館の全ての蔵品を、この一個に換えても良い」とまで言って絶賛したという逸話や、濱田庄司が「縄文土器は民藝の先祖である」と言ったり、民藝と縄文とは大いなるつながりがあります。民藝の同人たち(や時代は下って岡本太郎)は、縄文に、祈りや生命力、力強さ、美しさを感じていたことと思います。テマヒマ店内のそれは、民藝の文脈とは関係なく、店主(うちの奥さん)が遮光器土偶好き、それは洋梨や瓢箪が好きと同じ感覚なのですが、からきています。2026.01.14 14:32
奏愛こんばんは。高槻にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。昨日は、年跨ぎ蔵出し市8DAYS最終日、沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。会期中複数回お越し下さった方もいらっしゃって有難い限りです。全体としてはのんびりとした感じで、3週と長期に渡った会期については今後の反省としたいと思います。出来る限りの情報発信はしているつもりですが、それでも蔵出し市中に、ランチやカフェをお目当てにお越し下さったことも多くいらっしゃって申し訳ございませんでした。明後日15日から通常営業をスタートとなりますので、懲りずに是非またお越し下さい。さて、年末から飲食がお休みの期間中、恒例!今年の抱負を漢字一文字で、をスタッフ間でグループラインでやりとりしていました。という訳で、ここに公開したいと思います。スタッフ・ヒトミさん今年の漢字一文字は「楽」です。日常にある〝ワクワク〟に気づける心の余裕を持ちながら一日一日を大切に過ごしたい。難しく考えずに、好奇心や興味の赴くままどんな事も楽しんで取り組みたい。そんな思いからこの字に決めました。心身ともにのびのびと!皆さま、今年もよろしくお願いします。スタッフ・チハルさん私の今年の漢字は「靭」です。この字は「柔らかで強い」と言う意味を持ちます。強靭、靭帯の「ジン」、「靭やか」と書いて「しなやか」と読みます。この字のように、自分のやりたい事を明確にして、強い心を持って進めていきたいです。真ん中の芯はブレないけれど、柔軟さも持ち合わせながら、身も心もしなやかに動かせる自分でいたいと思っています!皆さん今年1年もよろしくお願いいたします。スタッフ・シナさん本年の漢字一文字は「愛」です。わたしの中で、愛という言葉の定義は明確にあるので、あえて1年のテーマにする必要はない思っていたので、テマヒマ忘年会の日に「愛だ!」ってビビっと来た時は自分でもビックリでした2026年はパワフルな丙午さんとともに、もう遠慮しないで愛したいだけ愛しまくってみよう♪と、愛を響かせて参りたいと思います💐本年もどうぞよろしくお願い致しますバイヤー・ヒトシさん既にアップした長文のブログにも書きましたが、僕の今年の漢字一文字は「新」。この2年の破や脱とも似て、現状に安住せず新しい何かを立ち上げることを常に目指したい。同じことでも新しいやり方は無いか考えたり、まるで新しいことのように接したり出来ればと思います。テマヒマは皆さんと一緒に作り上げていくもの。今年も宜しくお願いします。店主・トモコさん今年の漢字一字は2つの漢字で迷いましたが、「響」にしました。自分を響かせて、周りの人やモノたち、もちろん菌ちゃんと響きあい共鳴しあいそれを楽しむ。自分を響かせようと思ったら、片手間や他のことを考えていてはできないと思います。相手の反応やどのように思われるだろうというのは置いておいて、響かせたいと思ったら響かせてみる。抽象的な表現ですが、今年は「響」でいきます!どうぞよろしくお願いします。2026年のテマヒマは、響・新・愛・靭・楽な5人のメンバーで営んで参ります。宜しくお願いします。(写真は年末の忘年会の様子です)試しに、AIさんにこの5つの漢字を二字熟語にまとめると何ですか?と聞いてみました。「しなやかに(靭)楽しみながら(楽)、愛をもって(愛)、新しい(新)価値を響かせる(響)」それは、「奏愛(そうあい)」 、だそうです。(※ちなみに何度かやりとりをした上で導いております)奏(かなでる):「新」しい音を「響」かせ、それを「楽」しむ姿。愛(あい):根底にある「愛」と、それを支えるしなやかで強い心(靭)。だそうです。(※ちなみに何度かやりとりをした上で導いております)という訳でタイトルは奏愛。うまいこと言えてるような言えてないような。さて、僕が掲げた「新」に関連しまして、年始に「テマヒマコンサル」のページを立ち上げました。改めてこちらのブログでもご紹介させて頂きますと・・・Marketing, Branding から Cultivating へテマヒマの「発酵型コンサルティング」~聴く、整う、醸す、続く~これから新たに始めたい方、健やかに整え直したい方。テマヒマにお手伝いさせて下さい。商いと発酵は、よく似ています。あなたの「~たい」「~べき」「~できる」を編集し、醸します。何かが生まれる瞬間、そのワクワクをご一緒させてください。何かにつまづいている今、そのモヤモヤをご一緒させていただきます。■テマヒマコンサルで出来ること主に飲食店・小売店の立ち上げや立て直し向け・ブランド設計・ブランド構築のアドバイス・SNS(Instagram、Facebook等)やブログを活用した広報(≠広告)活動アドバイス・カフェメニュー開発、物販の品揃え(MD)アドバイス主に企業・自治体向け・発酵型マネージメント・組織運営・人材開発アドバイス・新規事業・新ブランド立ち上げの伴走サポート・ブランドコンセプト構築・リブランディングのサポートその他・哲学カフェ/哲学対話の企画や進行(ファシリテーション)・古民家リノベーション・店舗活用・空き家活用アドバイス※これらはあくまで一例です。お気軽にお問合せ下さい。■こんな方に特におススメ・自分のこだわりをカタチにしたい方・こだわりを言語化するのが苦手な方・お客様とのかかわりを大切にする方・地域に根差したお店を作りたい方・サードプレイス(居場所)を作りたい方・流行りでは無い長く続くお店をしたい方・売上・利益だけでなく哲学を重視したい方・やりたいことが多岐に渡る方・異業種から移られてきた方※これらはあくまで一例です。お気軽にお問合せ下さい。■おおまかな流れSTEP1 ご相談 → STEP2 ヒアリング →STEP3 アイディアラッシュ(お試し) →STEP4 ご提案 →STEP5 実施※step3までは無料です。まずはお気軽にお問合せ下さい。ご相談・お問合せは、メール : temahimaselect@gmail.com まで。件名の頭に<テマヒマコンサル>をつけて送信して下さい。■コンサルタント紹介「テマヒマ」代表・プロデューサー・バイヤー太田 準(Hitoshi Ota)㈱千趣会(ベルメゾン)にて22年間、ファッションジャンルやネット分野で活躍。商品企画・開発、新規ブランド・新規事業立ち上げに携わり、豊富なマネージメント経験も持つ。2018年に独立。高槻の路地裏に佇む築90年の古民家をリノベーションし、妻の智子(テマヒマ店主・みそソムリエ)と共に、民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを伝えるセレクトショップ&カフェ「テマヒマ」を起業。飲食業・物販業に加え、様々な店内イベントや地元飲食店コラボを企画。2025年より哲学カフェも開催するなど、活動は多岐に渡る。「大企業と個人店、ネットとリアル、マスとニッチ。その両端を経験してきたからこそ、お伝えできることがあります。例えば路地裏のような立地でも、ネットやSNSを駆使すれば人が自然と『集まる(≠集める)』場はつくれます。大事なのは、あなたの想いやストーリー。対話の中からあなたの『~たい』『~べき』『~できる』を引き出し、整えます。僕はあくまで伴走者。主役は、あなた自身です。 商いは発酵に似ています。外を意識しすぎるよりも、内なる声を聴き、整え、任せ・委ねていれば、自ずと答えは現れます。どう競争するかではなく、どう競争しないか。あえて差別化を意識しなくても、今「あるもの」を活かし、組み合わせ、発酵・熟成させることで、独自性は生まれます。「ないこと」が逆に独自性や個性になることさえあります。前職時代も含めたこれまでの経験、企画力、発想力、そして周囲を巻き込む力を活かして、あなたの想いをカタチにするお手伝いをさせて下さい。お気軽にお問合せ下さい!」早速、今朝、ご相談のメールを頂き、ありがとうございます!15日からの濱田窯メイン特集或いはミニ個展に向け現在店内の展示替え中です。明後日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。2026.01.13 07:52